1027 おとなしい会社です
月に2回開催している10/13の勉強会で、各自の目標設定を掲げる上で材料となる以下の発表を行いました。まずは自分自身の認識を確認すべく10分程度の時間をとって考案しました。
すべきこと MUST
佐藤 雇用、黒字の維持
芦田 ミスなく全体の仕事バランスを振って滞りなく
竹内 締め作業 資格 通販準備短時間で対応 5分以内に申し込み対応
岩崎 ミスなし 新人できない業務教える
相馬 竹内さんのような接客 ミスなし 提案する
できること CAN
佐藤 事業の継続 コミュニケーション 要望の聞き取り、それの実現
芦田 一通りの業務は出来る
竹内 10時半出社
岩崎 店頭業務 在庫管理
相馬 掃除の活性化 来店対応
やりたいこと WILL
佐藤 月商目標達成 新店開店 両替機設置拡大
芦田 ノーミスで仕事でき全体的にもそうしたい
竹内 細かなシステムを改良 英語勉強 確認を徹底する
岩崎 新人を1人前に育てる
相馬 在庫の把握 管理 視野を広く ミス0 業務スピードアップ
この材料を分析して3か月後に各自達成を目指す目標を作ります。以前に一人づつ面談して目標管理シートを記入してもらいましたが数字などの具体性に富んだ目標は少なく、目標計測が主観的にも客観的にも困難な内容が多かったです。したがって責任者である私が社員の目標を管理、進捗確認をするのは正直難しいなと感じていました。いわゆる定性的な目標を評価するのは人事マネジメントとして永遠のテーマであり、人材管理において素人である私は社員に対する評価は業績と連動するボーナスが柱となっており、社員個人に対する具体的な評価軸はありませんでした。社員とはいえ自分ではない他人の目標を管理するのも一人起業が長い私には経験値が足りないと思い、今回はプロであるコーチング担当のコンサルタントに任せようというのが今回のテーマです。
さて、勉強会では「あなたのコミュニケーションタイプ」という心理学をベースとしたコミュニケーションスタイルの分類をチェックするワークも行いました。人は自分と似たタイプの人と関わろうとし、無意識に自分がしてほしいような立場でコミュニケーションをとる傾向があるようです。自分がどのように人に対してコミュニケーションをとって接しているか、また他人がどのようなタイプか認識したうえで接するかで少しでも円滑な人間関係を図る目的で判定しました。
判定前に自覚している私のコミュニケーションレベルは酷いものだと思っています。社会人に出たての頃22歳で鬼の営業マン時代を経て学生時代の軽い人見知りを克服するほど、取り付く島もない初対面の人達に高リスクの金融商品を案内するきっかけを掴むため、頭をフル回転させ全知識と教養を振り絞って目についたもの全てを話題にしていた経験が訓練になり、20代半ばには人と話すことが全く苦にならなくなりました。
しかし、起業してインターネットからの反響営業にシフトしBtoCのスタイルに移行。社員に現場を任せて長い期間が立った今、人と話す機会が減りました。社内のコミュニケーションも業務的なものが多く、夕礼時に設けている「1日1話題」を全員で語り合う時以外に特段プライベートの話をすることもありません。ただし「1日1話題」はその社員間とのコミュニケーションが疎遠にならないために行っているものなので効果は発揮していると思いますが、外部の人とのコミュニケーションが少なく、その意味では話下手になっていると言わざるを得ません。
そんな私のコミュニケーションタイプの判定結果です。
点数の合計得点でそれぞれ以下のタイプに分かれます。
コントローラ 行動的で自分が思ったとおりに物事を進めることを好む
プロモータ アイディアを大切にし、人と活気あることをするのを好む
サポータ 他人を援助することを好み、協力関係を好む
アナライザ 行動に際して多くの情報を集め、分析、計画を好む
私は全体的に点数が低く、その中でも高い得点が該当するアナライザタイプという判定でした。野心的で行動的な経営者として求められるであろうコントローラやプロモータタイプの資質ではなく、かなり保守的なタイプである結果にちょっと残念な気分になりましたが、自分の性格も年齢とともに年々保守的になっているという実感を持っていたので若いころに受けていたらまた違った結果になっていたと思います。
社員全員もこの判定を行いましたが、全員が私同様アナライザタイプかサポータタイプであり、コントローラ、プロモータタイプが一人もいませんでした。行動的でワイワイやる気質の人間がこの事実に基けばいないということになり、縁の下の力持ちや分析や準備を好み、慎重に石橋を叩いて渡るタイプの人間で組織されている会社であることがわかりました。講師の担当コンサルタントさんも多くの企業を見てきているがこのようなケースは始めてであると驚いていました。肉食タイプの人間がいないのは確かに攻撃面では弱点になる部分もあるかもしれませんが弊社のタイプとしては昭和のモーレツ、平成のブラック企業とは一線を画す令和のおとなしい会社としてのユニークさを掲げたいと思います。凶暴なティラノサウルスなどいない、トリケラトプスやステゴサウルスなどの穏やかな草食恐竜たちが暮らす平和な社風であるということをお伝えしたいと思います。